平家物語
言語リハビリ・シリ-ズの第3弾となる「平家物語」(巻第一、祇園精舎)
をご紹介することにしましょう。
祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘(かね)の音(おと)、諸行無常(しょぎ
ょうむじょう)の響(ひびき)きあり。紗羅双樹(しゃらそうじゅ)の花(はな)
の色(いろ)、盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理(ことわり)をあらはす。
おごれる人(ひと)も久(ひさ)しからず、唯春(ただはる)の夜(よ)の夢(
ゆめ)のごとし。たけき者(もの)も遂(つい)にはほろびぬ、偏(ひとえ)
に風(かぜ)の前(まえ)の塵(ちり)に同(おな)じ。遠(とお)く異朝(いち
ょう)をとぶらへば、秦(しん)の趙高(ちょうこう)・漢(かん)の王莽(おう
もう)・梁(りょう)の周伊(しゅうい)・唐(とう)の禄山(ろくさん)・是等(こ
れら)は皆旧主先皇(みなきゅうしゅせんこう)政(まつりごと)にもしたが
はず、楽(たのし)みをきは(わ)め、諌(いさめ)をも思ひ(おもい)いれず、
天下(てんか)の乱(みだ)れむ(ん)事(こと)をさとらずして、民間(みん
かん)の愁(うれう)ふる所(ところ)知らざっしかば、久(ひさ)しからずし
て、亡(ぼう)じにし者どもなり。近(ちか)く本朝(ほんちょう)をうかがふ
(う)に、承平(しょうへい)の将門(まさかど)、天慶(てんぎょう)の純友
(すみとも)、康和(こうわ)の義親(ぎしん)、平治(へいじ)の信頼(のぶ
より)、是等(これら)はおごれる心(こころ)もたけき事(こと)も皆(みな)
とりどりにこそありしかども、まぢかくは六波羅(ろくはら)の入道前太政
大臣平朝臣清盛公(にゅうどうさきのだじょうだいじんたいらのあっそん
きよもりこう)と申(もう)しし人(ひと)の有様(ありさま)、伝へ承(つたえ
うけたまわ)るこそ、心(こころ)も詞(ことば)も及(およ)ばれね。
朗読暗誦の定番だ。ただし普通は「風の前の塵に同じ」までだが、
琵琶法師は、全文を暗誦して、節付きでやったのだから大変なものだ。
現代の感覚からすれば、ひどくゆっくりで、「塵に同じ」までで何分もか
かるのだ。
この「平家物語」の音読でも、T先生から再三にわたって「ひ」の発音に
対しての注意と、“腹から声を出す”ことの指導を受けたのだった。
をご紹介することにしましょう。
祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘(かね)の音(おと)、諸行無常(しょぎ
ょうむじょう)の響(ひびき)きあり。紗羅双樹(しゃらそうじゅ)の花(はな)
の色(いろ)、盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理(ことわり)をあらはす。
おごれる人(ひと)も久(ひさ)しからず、唯春(ただはる)の夜(よ)の夢(
ゆめ)のごとし。たけき者(もの)も遂(つい)にはほろびぬ、偏(ひとえ)
に風(かぜ)の前(まえ)の塵(ちり)に同(おな)じ。遠(とお)く異朝(いち
ょう)をとぶらへば、秦(しん)の趙高(ちょうこう)・漢(かん)の王莽(おう
もう)・梁(りょう)の周伊(しゅうい)・唐(とう)の禄山(ろくさん)・是等(こ
れら)は皆旧主先皇(みなきゅうしゅせんこう)政(まつりごと)にもしたが
はず、楽(たのし)みをきは(わ)め、諌(いさめ)をも思ひ(おもい)いれず、
天下(てんか)の乱(みだ)れむ(ん)事(こと)をさとらずして、民間(みん
かん)の愁(うれう)ふる所(ところ)知らざっしかば、久(ひさ)しからずし
て、亡(ぼう)じにし者どもなり。近(ちか)く本朝(ほんちょう)をうかがふ
(う)に、承平(しょうへい)の将門(まさかど)、天慶(てんぎょう)の純友
(すみとも)、康和(こうわ)の義親(ぎしん)、平治(へいじ)の信頼(のぶ
より)、是等(これら)はおごれる心(こころ)もたけき事(こと)も皆(みな)
とりどりにこそありしかども、まぢかくは六波羅(ろくはら)の入道前太政
大臣平朝臣清盛公(にゅうどうさきのだじょうだいじんたいらのあっそん
きよもりこう)と申(もう)しし人(ひと)の有様(ありさま)、伝へ承(つたえ
うけたまわ)るこそ、心(こころ)も詞(ことば)も及(およ)ばれね。
朗読暗誦の定番だ。ただし普通は「風の前の塵に同じ」までだが、
琵琶法師は、全文を暗誦して、節付きでやったのだから大変なものだ。
現代の感覚からすれば、ひどくゆっくりで、「塵に同じ」までで何分もか
かるのだ。
この「平家物語」の音読でも、T先生から再三にわたって「ひ」の発音に
対しての注意と、“腹から声を出す”ことの指導を受けたのだった。
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